自分たちにとってよい土地に巡り合えることは、本当に運とタイミング次第だなとつくづく思います。
我が家の土地の見つけ方と、購入決定までにしたことを書こうと思います。
散歩をしていて見つけた土地
我が家の場合、散歩好きの主人が歩いていて、たまたま見つけた土地を購入することとなりました。
それまで、不動産サイトで検索したり、不動産屋さんに足を運んでみたりと、いろいろ探す努力をしていましたが、結果的に何気なく出かけた散歩で土地を発見するという結末でした。
本当に運と縁によるものだと思います。
今思えば、わざわざ散歩に行きたくなるような場所に住んでいるわけですから、妙に納得感もあります。
土地探しに行き詰ったら散歩、結構おすすめです。
隣に住むおじいちゃんに住み心地を聞いてみた
主人が散歩から帰ってきて話を聞いてみると、なかなか良い立地の土地だと私も感じました。
土地や住宅などは「早い者勝ち」であると聞いていたので、善は急げと私もその土地の周辺に散歩にでかけることにしました。
行ってみると、駅から近く、周囲に商店が多く、利便性が高い土地です。産婦人科、小児科、皮膚科など病院も近くにあって、安心感がありました。
でも、この町に実際に住んでいる人はどんな人なんだろう。住んでいる人に住み心地を聞いてみたい!という衝動にかられました。
ということで、気に行ったその土地の隣にあるお店(1階が商店で2階以上が住宅となっている建物)に入って、お話を聞いてみることにしました。
おじいさんの話
出てきたのは穏やかそうなおじいさんでした。(あとで分かったことですがこの人は町内会長さんでした。)
突然の訪問をお詫びしつつ「隣の土地が気に入ったのですが、住み心地はいかがでしょうか」と質問させてもらいました。
おじいさんは率直に住み心地を語ってくれました。
「駅から近く交通量も多いので、車の音などは正直気になるが暮らせないことはない。日当たりも抜群とは言えないが問題はない。とにかく便利だし、病院も多くて安心。年をとってからも快適な町だよ。学校も近いし子どもも多い。人もよくて、住みやすい町だと思うよ。春には桜がたくさん咲くよ。」
穏やかに淡々と話してくれるおじいさんの言葉は率直で飾りがなくて、親切でした。
このおじいさんの言葉によって、私の気持ちは「この町に住みたい、この土地に家を建てたい」と思うに至りました。
土地選びで重視していたことは2つ
私たちが土地選びで重視していた点は2つありました。駅からの距離と、海抜の高さです。
駅からの距離
私たちは子どもが生まれてからも共働きで生活していきたいと思っています。
暑い日、寒い日、雨の降る日など、毎日の生活の中で駅へ向かうまでの時間は、避けられない時間です。
毎日の会社への出勤や子どもの送り迎えなどを考えると、駅から1分でも近い場所に住みたいと考えていました。
また、家を建てる前から寂しい話ですが「いつか家を手放すときが来るかもしれない」ということも念頭にありました。
そのときに「売れない!」ということのないように、利便性の高い場所であることも重要だと考えました。
駅から近いことのメリットは上記のとおりでしたが、その代わりデメリットもいくつかありました。
まず、坪単価が跳ね上がります。そして予算に限りがあるので自ずと土地の面積は狭くなります。
また、交通量も多いので小さい子どもがいるうちは危険と隣り合わせです。
これらのデメリットは甘んじて受け入れるしかないね、と夫と話し合いました。
海抜の高さ
次に、海抜の高さがある土地であることでした。
あまりに海抜が低い土地は、津波が来たときのリスクという点も、地震の際の土地の弱さの面も心配でした。
夫婦ともに、海や川の近くで生まれ育ったので、近くに海や川がある暮らしのよさも理解しつつ、今回は上記の懸念点から海抜の高さがある土地にしようと思っていました。
盲点だったのは「学区」
最後に、土地探しでまったく頭になかった盲点を書こうと思います。
盲点だったのは「学区」です。校区とか通学地域とか言う場合もありますが、これは盲点でした。
妊娠中に土地を探していたにも関わらず、子どもが将来通うことになる学区のことはまったく考慮することなく、土地を購入しました。
地域によって学区の考え方は様々かと思いますが、我が家の住む町は学区によって校風にかなりの差があるとのこと。子どもを産んでから近所のお友だちが教えてくれました。
幸いにも選んだ土地は人気の学区で、この学区の小学校・中学校に入学させたいがために、わざわざ引越ししてくるご家庭もあるとか。
「人気」というのは、生徒が落ち着いているとか、校風がよいとか、部活動も勉強もバランスよく学べるとか、そういうことを指しているようです。
公立の学校なんて先生も異動して変わっていくものなのに、どうして校風がよいままなのかと疑問ではありますが、荒れ放題で人気のない学区よりは人気のある学区の方がいいです。
そして、これも住み始めてから知ったのですが、正面の道を1本挟んだ向こう側は別の学区になるとのこと!
お子さんのいる場合の土地選びでは、「学区」という観点もチェックする人が多いみたいです。
お読みいただきありがとうございました。