妊娠中(産休&育休中)の家づくりのメリットとデメリット

我が家は、私が妊娠中に家づくりをしました。

同じタイミングにしようと意図したわけではなく、幸運にも家づくりと妊娠・出産のタイミングが同じになっただけです。

これから似た状況に身を置かれる方の参考になればと思い、私が妊娠中に家づくりをしてみて感じたメリットとデメリットをまとめたいと思います。

我が家の状況

参考までに、私の妊娠出産と家づくりの流れは、以下のような感じでした。

・妊娠初期:春、家づくりを決める

・妊娠初期:初夏、土地を見つける

・妊娠初期:夏、ハウスメーカー決定

・妊娠中期:秋、仕様検討、産休へ

・妊娠後期:冬、竣工とローン締結

・出産:冬、建築中

・出産後3ヶ月:春、新居へ引越し

このような流れでした。

妊娠中の家づくりのメリット

妊娠中の家づくりの思わぬメリットを挙げたいと思います。

打ち合わせにたっぷり時間を取ってもらえた

ハウスメーカーさんとの打ち合わせは、やはり土日がとても混雑するそうです。

その点、我が家は私が産休中であったため、主人の仕事の都合さえ付けば、平日の昼間に打ち合わせを設定することができました。

平日の昼間の打ち合わせは、思っていたよりもメリットが大きかったです。

打ち合わせ場所への電車の移動も混んでいなかったことも、妊婦の体への負担は少しは軽くできたと思います。

また、打ち合わせにじっくり時間を割いていただくことができました。これが最もよかったことです。

未決事項が増えて、何度も打ち合わせをしなくてもよかったことも、結果的にはありがたかったです。

ハウスメーカーの担当者さんは、営業や設計の打ち合わせだけではなく、竣工の立ち合いや地鎮祭の対応などもされていました。

そうなると、やはり土日はかなり繁忙のようす。打ち合わせに割ける時間も限りがあるようでした。

ショールームなどに平日に行けるのでじっくり検討できた

似たようなことですが、台所やお風呂などインテリア関係の仕様を決めるため、ショールームに出かける必要がありました。

大したこだわりはありませんでしたが、お風呂と台所くらいは実物を見ておいたほうがいいかなと思ったからです。

このとき、私は妊娠中期~後期に入っていました。ハウスメーカーのインテリアデザイナーさんに、平日の空いた時間に予約を取っていただいた上で、のんびりゆったりとショールームで検討できたことは本当に助かりました。

妊娠中の家づくりのデメリット

私が感じたデメリットを挙げたいと思います。

育休中は住宅ローン控除の恩恵が少ない

ローンを組む場合の大きなメリットが住宅ローン控除。家が建ってから10年間使える制度ですが、私はローン控除が使える初年度から数年間、育休をいただき収入がなかったため、この恩恵を受けることができません。

これに気が付いたときは、ちょっと悔しかったです。

でも、冷静に考えてみると、育休中はそもそも払っている税金そのものが少なくなるわけで、控除される税金の多さ少なさは別にどっちでもいいや…と思うようになりました。(でもちょっと悔しい。)

ローンを組むときに会社に書類を書いてもらわなければならなかった

ローンを組む銀行によって異なるかと思いますが、私の場合は育休中であったため、ローンを契約する際に会社に一筆書いてもらう必要がありました。

「この人は、いついつまで育休を取得予定です。(その後も復職してこの会社で働く予定です。)」という内容の書面を書いてもらうように銀行の担当者さんから依頼されました。

難しくはありませんが、手間でした。(「住宅ローンを組む育休中の女性社員」というのがそれほどいなかったため、会社の総務の担当の方にはお手数をかけました。)

赤ちゃんにとってのメリットとデメリット

最後に、赤ちゃんにとってのメリットとデメリットについて書きたいと思います。

我が家は、娘のまるこが生まれてすぐ、生後3ヶ月で新居への引越しとなりました。赤ちゃんに悪い影響はないかと心配でした。

赤ちゃん連れの引越しについてはいろいろ工夫や配慮をしたので、また別の記事にまとめたいと思いますが、メリットもデメリットもあったと思います。

早いうちに地域に馴染めることができた

夫婦ふたりの生活と異なり、赤ちゃんが生まれてからは地域との結びつきが格段に増えました。

保健所へ検診に行ったり、予防接種に行ったり、児童館に遊びに行ったりと、その地域での人との結びつきが生まれました。

仕事ばかりしていた頃の私には想像もできないことでした。

「地域に馴染む」ということをもっと具体的にいうと、「親も子も仲のいい友だちができる」ということです。

児童館や自治体主催のイベントなどを通して、我が家はとても仲のよいお友だちができました。

0才の赤ちゃんのときからずっと仲よくしてもらえる存在が近所にいることは、想像していた以上に安心感につながっています。

引越し後1週間は赤ちゃんが不安定になった

今思い返せば、引越し後1週間ほどは、赤ちゃんが不安定になりました。成長が後退するというのが適切な言い方かなと思います。

具体的には、夜泣きが1週間ほど続きました。

我が家のまるこは、基本的にあまり夜泣きをしない赤ちゃんだったのですが、さすがに引越し当日は疲れも驚きもあったのか、泣いていました。

昼間も、そわそわしたりメソメソ泣いたりと、不安定に。小さい体で、新しい環境に慣れようと必死だったんだと思います。

やっぱり引越しというのは、赤ちゃんにとってかなり大きなストレスになるんだなと実感した次第です。

1週間も経てば元通りに

こんな感じで、最初の1週間は赤ちゃんに負担をかけてしまいましたが、1週間もすれば慣れたようで、以前の状態に戻りました。

とはいえ、出産と家づくり(引越し)のタイミングを決めることって、難しいです。

子どもが大きくなってからの引越しにもメリットとデメリットがあると思いますし、家づくりはともかく、妊娠・出産のタイミングはなかなか計画通りには進まないことでもあります。

その家族にとって、最終的によかった…と思えるタイミングが来るといいです。

妊娠中に家づくりをされる方がもしこの記事を読んでくださっていたら、体を大事にしつつがんばってほしいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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