今日は、ハウスメーカーさんを決定するまでのことを書こうと思います。
我が家でお世話になったハウスメーカーさん
幸運なことに、ご縁のあったハウスメーカーさんには今とても満足しています。感謝さえしています。
中堅のハウスメーカーですが、人に会社名を言っても「?」という表情をする人が多いので、あまり有名ではないと思います。
それでも、最初にお会いしたときから、家づくりを終えて1年が経つ今までの間に、一度も不快に思ったことがなかったです。むしろいつも痒いところに手が届く親切な対応をしてくれるハウスメーカーさんでした。
最初にやったこととやらなかったこと
最初に以下のようなことをしておきました。
住宅展示場には行かない
家づくりをした友だちから、「住宅展示場に行かないほうがいい」と聞いていました。
最高級の住宅やインテリアを目にしてしまうと、「あれもいいな」「こんなのもいいな」と夢が膨らむばかりで、予算を軽く超えてしまった…と聞いていたからです。
夫婦の家づくりの要望をまとめる
前回の記事にも書かせてもらいましたが、夫婦で家づくりに関する意見をすり合わせておきました。できる限り優先順位をつけて、夫婦間での意見がぶれないようにしておきました。
(参考)家づくり、最初の最初にやっておいて本当によかったこと
具体的な進め方
ハウスメーカーさんを決定するまでの経緯をまとめます。
15社ほどに一斉にメール
ゴールデンウィークで仕事が休みだったので、15社ほどのハウスメーカーさんに一斉にメールを送りました。
「SUUMO」だったか「HOME‘S」だったか、記憶が定かではありませんが、こういう不動産サイトを見てアクセスしました。
星の数ほどあるんじゃないかというくらい、ハウスメーカーさんの数が多かったので、この段階ではもう「印象が何となくいい」という会社を選びました。
無意識にですが「自然素材を使っている」「低コストで家づくりができる」「長期保証がある」くらいの項目をチェックしていたような気がします。
私たちは、いくら広告が素晴らしく、会社の規模が大きくても、営業マンさんの印象が悪いところとは契約するまいと考えていたので、このメールを送るタイミングではあまり期待もしていませんでした。
機械的にメールを送っていた感じです。
一括で、無料で資料請求ができるので、これは便利です。
メールの内容
いくつか目星を付けたハウスメーカーさんに送ったメールの概要はこのような感じです。
・「突然のメール失礼します」から始まる簡単なご挨拶
・希望する地域と土地の広さ
・希望するレイアウト(階数、部屋数、お風呂やベランダの希望などざっくりとしたもの)
・御社ではだいたいどの程度の金額でお願いできるか質問(予算は伝えず)
10社ほどと個別のやりとり
ゴールデンウィークが明けると、10社ほどから続々と返信が届きました。(残りの5社はどうしたか不明です。)
「○○万円で施工が可能です」とスピードレスポンスのあった会社、
「見取り図を添付します」と早々に設計までしてくれた会社(使いまわし?)、
「その地域と広さではうちではお受けできかねます」とご縁のなかった会社、
反応はさまざまでした。
今思うと、最終的に契約したハウスメーカーさんは、こう返信してくれました。
「大事な家づくりのことなので、○○さまのお話をお伺いする前に、金額やレイアウトの詳細について、メールではお返事ができかねます。ぜひ一度、お会いさせてください。」
とても端的で飾り気のないメールでしたが、なぜか抱いた印象はよく、面談する運びとなりました。
5社と面談
休みの日を使って、5社ほどと面談をしました。場所はハウスメーカーさんの営業所もあれば、家の近くの喫茶店ということもありました。
私が妊娠中(ちょうどつわりの時期)であったこともあり、なるべく移動したくなかったため、家の近くに来ていただけることにホッとした覚えがあります。
3社に絞る
実際に面談してもらった5社(以下A~D社とします)のうち、最終的に3社に絞りましたが、まず落選した他の2社について触れたいと思います。
落選A社は、ちんぷんかんぷんな説明をする営業マンさんでした。質問と回答が合致していない会話を繰り広げてしまう方だったので、これは家の詳細が決まるまでに5年くらいかかる気がしてダメでした。いい人なのに残念…という感じです。
落選B社は、基本的な要望を落としてしまっていたり、お伝えしたはずの項目を失念してしまっていたりと、信頼感に欠けるところがありました。これでは難しいです。
A社、B社については、面談の回数は1回きりとなりました。
C社、D社、E社は、それぞれ3回以上の面談と施工済の住宅を実際に見学させていただくこととなりました。
E社に決定!決め手は営業マンさんの実直さと楽しそうな姿
結構いい線まで行ったC社。
若い会社でとても個性的なハウスメーカーさんでした。営業マンさんも活気がありレスポンスが早く、面談していておもしろいな…と思わされました。
しかし、最終的に契約に至らなかったのは、営業マン以外のスタッフに原因がありました。
受付やインテリアコーディネーター、設計士がとても「軽かった」のです。大学生かと思うような色に髪を染め、話し言葉もフワフワ軽い。服装もかなり際どい感じです。
「若くていまどき」が好きな人にはヒットする会社かもしれませんが、若くもなくいまどきでもない私たちは、その会社に「頼もしさや信頼感」を感じることができませんでした。
少なくとも1000万円以上のお金を払うことになる相手に信頼感を抱けないとなると、契約は難しかったです。
そして、落選D社。CMでも有名なハウスメーカーさんです。営業マンさんは私たちより若い男性でしたが、話をよく聞いてくれて安心感がありました。
しかし、最終的に契約したE社と比べると、なんとなく「ひとりで営業をがんばっている感じ」がしました。
一方、契約したE社は、チームで仕事をしている感じがしました。
営業部隊が設計部隊に質問をして回答してくれるスピードの速さや、施工済の家を見せてもらった際の周囲のスタッフとの連携している感じ、そして何より営業マンさんが営業していて「楽しそう」でした。
このような経緯を辿って、ハウスメーカーさんを絞り込んでいきました。
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決め手となった質問
「E社と契約しようかな…」と思い始めた面談のとき、営業マンさんに質問してみたことがあります。
「いろいろなお客さんと付き合いがあると思いますが、こういうお客さんは困るな~と思うことはありますか?」と聞いてみたのです。
すると、「時間を守ってくださらないお客さまは困ります。」とハッキリ返答されました。
「家づくりをするということは長期にわたるお付き合いをするということです。お互いのことを大事に思って、お互いに信頼して長くお付き合いしていく上で、時間をきっちり守るということはとても大事だと私は思います」と説明を加えてくださいました。
私たちは、その返答がとても気に入りました。
「この会社であれば、楽しく家づくりができそう」と思いました。私たちも思うことをきちんと伝えられて、相手も誠意をもって対応してくださる気がしたのです。
最終的に、この直観は正しかったみたいです。冒頭に書いたとおり、最初から今に至るまで本当に満足しています。
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番外編:おもしろかったハウスメーカーの営業マンたち
ハウスメーカーさんとの面談はとっても楽しかったです。本当に会社のカラーが出るというか、会社によってこうも違うのか!と驚かされました。
おもしろかった営業マンさんを3名、ご紹介します。
話を一切聞かなかった営業マン
一番印象的だった営業マンさんです。
自然素材での家づくりをすることが売りの中堅ハウスメーカーさんだったのですが、打ち合わせの席に着くなり、ずっとお話を続けられました。ずっとです。
いかに自然素材の家が素晴らしいかということは、十分に理解できたのですが、我々の要望は1つも聞くことなく、モデルプランを提示されました。
注文住宅をメインにしているハウスメーカーなのに、意見を一切聞かずにプランを提示するっていうのも、逆にすごいなと呆気にとられたのを覚えています。
帰り道、夫と「今日の面談は、いったい何だったんだろうね…?」と言いながら帰宅したのもいい思い出です。
電話対応が冷酷な電話受付
「なんで私は叱られているんだろう?」と思うほど、冷酷な口ぶりでの電話対応をされるハウスメーカーさんでした。
そこそこ名前を聞いたことがあるくらいの規模の会社でした。
パンフレットが丁寧な印象だったので、こちらから電話して面談を希望したのですが、なぜか最初に電話に出た女性がプンプン怒っていて、面談まで至ることができませんでした。不思議…。
予算を鼻で笑ってきた大手リハウスメーカーさん
リハウスメーカーさんだったのですが、私たちが希望する地域と予算をお伝えしたところ、鼻で笑って「はっ…それは無理ですね」と返してきた営業マンさんでした。
「うちではそんな予算で家を持つお客さんはいらないよ」的なオーラさえ漂っていました。
もしこの先、この家を売ることになったとしても、この会社には絶対にご縁はないねと夫と言い合っています。
読んでいただいた方が、いいハウスメーカーさんと巡り合えますように。
お読みいただき、ありがとうございました。