新築か?中古か?

マンションではなく戸建てを選んだ私たち。次に考えたことは、「新築か?中古か?」でした。

土地探しや新築物件の見学と並行して、中古物件にも3件ほど足を運んでみました。

中古一軒家の見学へ

中古物件の見学は、実はかなりおもしろかったです。そして、家づくりの面で学ぶことがとても多かった経験でもありました。

私たち夫婦は中古物件に対して、ネガティブな印象は持っていませんでした。

うまくいけば建築のコストが抑えられること、レトロな感じが素敵なこと、実際に住むイメージを抱きやすいことなど、メリットも多いと不動産屋さんから教えてもらっていました。

古さの心配も、最近話題のリノベーションを行えば、かなり新築に近く修繕できることも魅力に感じていました。

トータルでかかる費用を抑えられるという点が最も魅力的に感じていたので、新築物件よりも熱心に見学に向かいました。

中古物件の見つけ方と下見の方法

不動産の情報サイトをよくよく見ていると、「古屋付き土地」「土地・古屋あり」のような表記で掲載されている物件があります。

これを意識して検索し、不動産屋さんに現地に連れて行ってもらいました。

今も所有者が住み続けている物件、所有者が不在となり長期間放置されたような物件など、新築とは異なり、とても個性のある物件が多い印象でした。

中古物件を見て得た思わぬ収穫

最終的に立地に満足できず、中古物件との縁はありませんでしたが、中古物件を3件ほど見学させてもらったところで、夫婦で学んだことがありました。

それは、言葉が適切ではないかもしれませんが、「家も所詮は消耗品である」と感じたことでした。

どれだけ趣向を凝らして作り上げた家でも、時間が経てばどうしても劣化してしまう。

とりわけ、住む人が年を重ねて家のメンテナンスに力が注げなくなると、家はどんどん劣化していくものだということを痛感しました。

3件目にお邪魔した中古物件では、そこに住んでいるおばあちゃんとその息子さんが迎えてくれました。

おばあちゃんは、ひとりで家に住む大変さについて話してくれました。

若い頃はなんてことのない2階への階段への上り下り。当時は最先端機能を備えたデザインだけどお掃除のしにくいお風呂やキッチンなど、時間が経過しないと理解できない大変さがそこには漂っていました。

今まさに手放されようとしている中古物件から、そのような気配を感じました。

私たちが決意したこと

私たちが決めたこと。それは、「いつか劣化する家と私たち。家づくりはシンプルにしよう」ということでした。

ごちゃごちゃさせず、メンテナンスしやすい家づくりをしようと決めました。

最初のタイミングでこのような大きな判断の基準を夫婦ともに持てたことは、後々家づくりを進めていく上で大きなプラスとなりました。

次は、家づくりにかかったお金について書きたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

スポンサーリンク



スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする