先に育休復帰を果たしてバリバリ働いていた優秀な先輩が「小1の壁」に行く手を阻まれて、泣く泣く仕事を手放すことにしたことを知ってから1週間。
私の胸に重い重い石が乗っかってしまっています。
悲しかったんです。
保活を頑張り、子どもが1才そこそこで職場復帰し、5才になるまで頑張ったのに、ここに来て退職とは。
辛い現実です。
どこかに気持ちを吐き出したくて↓の記事に状況をまとめています。
(過去記事)小1の壁。優秀な先輩が退職を決意。
(過去記事)続・小1の壁。先輩の事例をもとに自分ならどうするか考えてみた。
こんな記事を気合い入れて書くということは、私自身はこの先も何とかして仕事を続けていきたいと思っている人です。
この先どんな気持ちになるかは分かりませんが、細くても長く仕事をしていきたい。
だからこそ先輩の退職決意は衝撃的でした。
今回は、「小1の壁を乗り越えた人はどうやって乗り越えたのか?」ということについて、自分の身の回りのケースをもとに、いくつかのパターンを考えてみました。
乗り越えた人も、乗り越えようとしている人もいますが、4つくらいの「乗り越えパターン」があると分かりました。
パターン1:働き方を変えるパターン
夫婦どちらかが、正社員からパートタイムなどへ仕事を変えるパターンです。
デメリットは給与や福利厚生の処遇が悪くなるケースが多いこと。
同一労働同一賃金ウンタラカンタラと聞きますが、やはり今は正社員とパートタイムの処遇は異なりますよね…。
そもそも、正社員でないとやりたい仕事ができない場合は、このパターンになることは難しい。先述の先輩のように夫婦どちらかが「泣く泣く諦める」しかないと思います。
もちろん、「パートタイム的仕事をしたい!」と希望する場合はいいんですが。
ちなみにこのパターンに関連して2つ印象的な家庭がありました。
ひとつは、正社員フルタイムだった友人のケース。1人目復帰後に「在宅で仕事をしてもOK。ただし成果を出せば」という条件を会社から勝ち取ってきたつわものもいます。
かっこいいですね。手に職がある系の職業なら、こういうこともできるんだな~と感心しました。
ふたつめは、旦那さんが転職をして、自宅近くの会社に通うようにしたパターンです。この旦那さんは手に職を持っている系の仕事だったので、転職が叶ったとも言えますが、素敵なお父さんです。
パターン2:働き方は変えられないけど住居を変えるパターン
公務員の職を持っている友人のケースです。公務員の職を手放すのは押しすぎるので、働き方は変えられないけれど、住居を変えたというパターンです。
子どもは2人。上の子が4才くらいのときに、母親の実家のすぐ近くに家を買っていました。
保育園送迎はもちろん、小学校の放課後タイムも、実家で過ごしています。子どもにとってはおばあちゃんと過ごせるので安心感がありますね。
でも、おばあちゃんにとってはかなりの負担のような気もします。若いうちならいいですけどね。
パターン3:小1の壁前後で再び育休を取得するパターン
このパターン、私の周囲で結構多いです。
1人目の小1の壁の前後に2人目を授かってそのまま育休に入るパターンです。
時間をおいて2人目を生むと負担も大きそうだなと私は思いましたが、意外にも1人目が育児の戦力になっておすすめだと聞きます。
でも、その2人目が小1に進学するときにはどうすればいいの?問題の先送り?のような気がして、不安はぬぐえません。
でも、そのときには、上の子が小学校高学年になっているから、自宅で子どもだけで放課後を過ごすとしても、少しは安心感があるかもしれません。
パターン4:お金で解決するパターン
シッターや民間学童保育所をフル活用するパターン。お金も飛んでいきますが、背に腹は代えられない場合は、これしかありません。
私の周りにこのパターンはあまり見かけません。
でも、きっと給料の多くがシッター代に消えていくことになり、このまま仕事を続けるかどうか?と天秤にかけたくなるんだろうと想像します。
この先どうする?
まだ娘は2才。育休復帰もまだこれからだというのに、先のことを心配しすぎてすみません。
いずれにしても、タフな小学生になれるよう、自分の身の回りのことくらいはきちんとできる子どもに育ててあげたいなと思いはじめました。
そして、娘が成人して仕事も家庭も持つようになる頃、「小1の壁」というものは存在するのでしょうか。私の時代にはそんな壁があっても、娘の時代にはこんな変な名前の壁は消え去っていることを願います。