私の妊娠中に、土地を購入して戸建ての注文住宅を建てた我が家。
とても小さい家ですが、いろいろ考えて作ってもらった家で、それなりに気に入って快適に過ごしています。
今日は、我が家のざっくりとしたレイアウトと、採用してよかった間取りやアイディアをご紹介したいと思います。
家づくりの経緯
そもそも私たち夫婦は、絶対一軒家がいい!と強く希望していたわけではありませんでした。
・マンションもいいし、戸建てもいい。
・中古物件もいいし、新築もいい。
・建売もいいし、注文住宅もいい。
・インテリアにも強いこだわりなし。
というように、よく言えば柔軟な考えで、悪く言えばのらりくらりと家づくりのことを考えていました。
結局、「戸建て・新築・注文住宅」という結論に至りました。
きっかけは馴染みのある土地への転勤
私たちは転勤族ですが、運よく夫婦が出会った場所へ転勤となり、これがきっかけとなって家づくりを本格的に開始しました。
土地勘のある場所に住み始めて、ここに将来住み続けたいなと思うようになりました。
そして、これまた運よく気に入った土地を発見しました。(ちょうどこのときに赤ちゃんを授かりました。)
土地が決まってからはどんどん決まっていきました。
ハウスメーカーさんを決め、家のレイアウトを決め、内装を決め、引っ越し業者を決め、新居に引越しするまで、1年弱でした。
本当に、家づくりって、運とタイミングによるものだなぁ…と痛感しています。
我が家のざっくりレイアウト
どんな家に住んでいるのか、ざっくりと説明したいと思います。
全体像
木造の2階建てです。
庭はありません。
とても小さい家です。いわゆる狭小住宅というおうちだと思います。
1階のレイアウト
1階には端から順番にこんなものがあります。
・玄関
・トイレ
・リビング
・キッチン
・和室
階段
2階へあがる階段はリビングに付けました。
狭小住宅を少しでも広くしようとすると、玄関から直接2階に上がる階段が多いと思います。でも、なんだか顔を見ずに2階へ移動してしまう人がいるもの寂しいな…と思い、リビング階段を選びました。
2階のレイアウト
2階は階段を上がったところから順番にこんなものがあります。
・ベランダ
・小さなファミリーライブラリー
・廊下クローゼット
・お風呂
・洗面&洗濯
・子ども部屋
レイアウトでこうしてよかったと思うところ
住宅展示場に行くこともなく、家づくりの本もそれほど目を通さなかった私たち。
家づくりのアイディアは相当貧困でしたが、ハウスメーカーさんがいろいろ工夫して提案してくださったことが生活で活きています。
3階建てにしなくてよかった
2階建てにして正解でした。
すでに2階に上がるのですら面倒です笑。年を取って足腰が弱くなってから3階に上がるのなんて、想像しただけで苦痛です。
子どもも今は家にいますが、寂しいけれどいつかは巣立っていきます。今は私が育休をいただいていますが、共働きに戻ったら、昼間に家で過ごす時間はそう長くはありません。
部屋の数も正直に言えば多くはありませんが、足りないことはありません。
掃除の手間も減らせます。家が広ければ税金も余計にかかりますし、我が家は2階建ての暮らしを選んで正解でした。
洗濯スペースとベランダを同じ階に
最近は当然なのかもしれませんが、これは快適です。小さい子どもがいるうちは、洗濯の回数がかなり頻回。洗って干すまでの動線がスムーズだと、負担感も軽減します。
小さいファミリーライブラリー
小さいながらもファミリーライブラリーを作りました。これはよかったです。
作り付けの本棚と机を作りました。机の上には照明を設置しています。
「ライブラリー」と言っていますが、本を読んだり物を書いたりするだけではなく、洗濯物を畳んだり、娘のまるこがお絵かきをしたり、音楽を聴いたりと、自由に使えるスペースで気に入っています。
娘のまるこが大きくなったら、ここで勉強してくれたらいいなと思っています。
広くて機能的なベランダ
ここはお金をかけました。
部屋をひとつ取れるくらいの広いベランダを作りました。子ども部屋は2つあった方がいい気もしましたが、1つに断念し、ベランダを広く取りました。
機能面では、水道・電気・物干し竿・タイルの4点を工夫しました。
まず、水道と電気。夏の子どものプール遊びに、水道がとても助かりました。電気はこの先仕事に復職して共働きになったあと、夜間に洗濯物を干したりするのに貢献してくれると期待です。
洗濯物を干す竿(さお)は、窓と並行ではなく、窓と垂直になるように設置してもらいました。これまで住んだ家では、全部窓と平行に物干し竿が付いていましたが、窓と垂直に設置することで、動ける範囲が広がり、視覚的にものびのびしています。
最後に床面のタイル。床面に何も敷かない状態が通常のようですが、お金をかけて専門のタイルを敷いてもらいました。プラ素材ではなく、タイル素材にしました。
うちには庭がないため、このベランダにはお金をかけて快適に過ごせるようにしました。草も生えず、快適です。
ドアは全部引き戸に
ドアノブがあって前後に押したり引いたりする「開き戸」ではなく、横にスライドする「引き戸」を全部のドアに採用しました。
狭い家なので、少しでもスペースが有効に生きると聞いてこうしましたが、これは確かにそのとおり。正解でした。
可能な限り窓は多く
耐久性の問題をクリアできる限りで、窓は多めに設置しました。
狭い家なので、少しでも空気の流れが生まれて、光を差し込ませたいと思ったからです。
コンセントはこれでもかというほど多く
コンセントをけちらず設置しました。玄関にも、トイレにも、棚の上にも下にも、台所のシンクの上にも、廊下の途中にもコンセントが使えるようにしました。
コンセントの単価はそれほど大きいものではなかったことと、あとで付け加えることは難しいことから、ストレスなく電源が使えるようにしておきました。延長コードいらずです。
子どもが小さいうちは、ところかまわず汚します。
先日は、娘のまるこが玄関でおもらしをしてしまいました。雨の日でした。水で流して洗って…扇風機で乾燥させたい!と持ったときに、玄関にコンセントがあって、なんかちょこっと嬉しくなりました。
寝室の押し入れに小さい明かりを設置してよかった
子どもが小さいうちは、夜中に目覚めることも多いです。授乳をしたり、おむつを替えたり、着替えさせたり…。赤ちゃんの頃ならなおさらです。
そんなときに、寝室から必要なもの(衣類やおむつなど)を取り出すときに、小さな明かりがついていると何かと便利でした。
コストもそれほどかかりませんし、ちょっとしたことなのですが、ハウスメーカーさんが気を利かせてくれて、今地味に助かっているポイントです。
廊下クローゼット
廊下にクローゼットを付けました。作り付け収納です。そのぶん廊下は狭くなりましたが、取り出しやすく、スペースを有効活用できていて満足です。
設計士さんのアイディアって、すごいなと思った部分でもあります。
ざっくりとですが、こんな家で暮らしています。
「家づくりでこうすればよかった…」という部分についても改めて書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。